牛込オーディオ友の会 2009年11月22日のイベント
11月22日に2009年「牛込オーディオ友の会」のオーディオ技術に関する説明・実演会の様子です。同会は内容的にはイーディオとお友達の名義で作った同好会です。
今回の出席者は敬称略ですが…
・Iさん、Sさん、Yoさん、Yaさん、Maさん、Teさん、PHさん、Zさん、Marioさん、西和彦(!!)さんなどなどです。
場所は大江戸線牛込神楽坂駅の上にある箪笥町区民センターの4階の和室で行いました。
夜は会合の後料理室でやすひろさんが中心になって鳥鍋をして料理酒をちょっとだけ飲むと言う料理室のイベントに切り替えました。
出し物は結構豊富で時間内(12時~16時まで)に収まらないくらいでした。
この写真はPCコーナーです。スピーカは下が18cm2wayのキットでAudotechnologyの18H52のポリコーンウーファにツィータがフェルトをかぶせたC2-12のセラミックです。上はマンガー一発のシステムでMarioさんの作った6BQ5の三結PPのアンプです。(PCの左手にあります)PCからUSB音源ボードで出し、三極管ppでマンガーをドライブするというものです。会場が20畳あったのでMarioさんは「5結かULに接続変えられるのでそうしたほうが良かったかも」とのこと。私はこれで十分です。
左下に見えてるのはMさんの青いコンデンサ、こいつは実は車用の1400F(μFではなくF!)のキャパシタを12本使って(これだけで10万円くらい!)アンプ用の電源を作りました。アンプ本体は青いキャパシタの右手に見えていて、畳に置いてある黒のカーボン板ではさまれたMDFの箱がBTL 2chのアンプでLM3886TFのICで作られた中国製基板で構成されています。左のテーブルに設置されているのはSONYのTA-DA3200ESと言うAVアンプでこらちはYoさんがHDMIケーブルをPCから直接出してPCマルチアンプにすると言うデモです。
当日来られたデジタルドメインの社長としての西和彦さんは「当日もっとも関心したのはこのHDMIのマルチアンプだった。こんなことやってる人がやはり居るんだ!と思った」とのこと。
写真中央付近のスピーカはそのマルチでのデモ用に用意した2wayでSEASのER15RLY紙コーンウーファとScanSpeak D2905-9700-00のシステムで私もこれで2wayマルチでほとんどの音楽は十分です。
こちらのデモは時間がなく、Yoさんのマルチアンプシステム以外はあまりじっくり音を聞いていただく時間がない状況だったのは申し訳ないことです。
もっとも会場で時間が使われ、人気があったのはiPodのドックものが二種で一つはラジオ技術にルビジウムクロックの記事を最近では書いたIさんのルビジウムクロック付きのONKYO ND-S1と言うiPodドックベース(デジタル出力が出ます)のもの、もう一つはSさんのWadia 170iTと言うこれもデジタルが出ると言うiPodドックです。
Sさんは私どものデモ・リファレンス用CD再生システムを作られた方です。
今回のはWadiaの原型はほとんど留めていないようなものです。ベースは厚手のものに変更、別電源を付けて、クロックとサンプリングコンバータが別筺体というものでした。
音はちょっと驚きました。私自身CDで何回もかけたことのあるキャサリン・バトルのオン・ブラ・マイフをかけてくれたのですが、うちのCDと同等かそれ以上の質です。遂にCDトランスポートよりiPodのほうが良いと言う状況になりつつあります。ただiPodでもiTouchが一番好みの音質のようです。
続いてはIさんのものでこちらもND-S1の下にはステンレスのベースが使われ、みかけはともかく、全く別のものに変身しています。特に凄いのは二台のルビジウム・クロックです。
左下の厚手の板に取り付けてあるのがルビジウム・クロックです。今は携帯電話のベースに使われていたものが更新の時期のようでヤフオクなどに出回っています。このND-S1はMSBなどに接続するとそこそこ良い音でびっくりしますが、Iさんの改造版は当然それより優れた音質・性能を発揮します。
リファレンスとして使ったのはIさんのWolfsonのDAC WM8741とネットで売られているSD-RAM付きDAC内バッファメモリ(ジッター軽減用)の自作DACです。これは後で指摘されましたが、MSBのもののほうが分かりやすかったかも知れません。
下はSONYのSACDプレーヤですが、これもIさんがネットで売っているDSD→SPDI/F変換基板を組み込んでいます。
つまり普通のDACでSACDが使えるというものです。
さらにまだ色々出し物がありました。
こちらはあの有名なSqueeze BOXというネットワークプレーヤです。今はLINNがDSと言う名称でNASに入っているデータを取り出して再生するシステムを販売していますが、こちらは汎用のNASで動作するというものです。
下はすなっちさんの持ち込まれたIさんと似た構成のDACです。
これらはあまりじっくり聞く時間がなかったのが残念です。
今回のメインのシステムは以下のものです。
以下が料理室での懇親会風景。